なにわのディズニー好き男子のブログ

ディズニー好き男子のブログです!大阪から三重県に移り住んだため東京ディズニーリゾートへのインパ頻度は少なめで恐縮ですが、関西でのディズニー関連イベントに積極的に参加したいと思っています!

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大阪から三重県に移り住んだため東京ディズニーリゾートへのインパ頻度は少なめで恐縮ですが、
関西でのディズニー関連イベントに積極的に参加したいと思っています!

TDRのWebサイト価値

ウェブサイト価値ランキング

”最強のテーマパーク特集”でディズニーヲタクがこぞって購入した「週刊ダイヤモンド

この次の週に発売された8/23号に興味深い特集がありました。

”Webサイト価値ランキング”です。

 

自分自身もウェブサイトを運営していた経験もあり

ディズニー関連という以前に非常に興味がありました。

そこで今回は東京ディズニーリゾートのウェブサイト価値についてピックアップします。

 

 

ウェブサイト価値の算出方法

調査概要・算出方法については以下を参照下さい。

Web Equity2014 | 日本ブランド戦略研究所 | Japan Brand Strategy

 

ここにおけるウェブサイトの価値は以下のようにして表されています。

  • ウェブサイト価値 = 売上価値 + 情報価値

 = (推定購入者数 × 売上価値単価) + (閲覧価値 + 行動価値)

 = (推定購入者数 × 売上価値単価) + (閲覧ページ数 × ページ単価 + 行動者の推定人数 × 行動単価)

 

ランキングには上から二段目の4つの指標が公開されています。

 つまり、閲覧価値と行動価値の内訳は想像するしかない、ということになります。

 

 

TDRのウェブサイト価値は減少傾向

総合ランキングにおいて、東京ディズニーリゾートのウェブサイト価値は2013年度の22位から39位に順位を落としました。

合計のウェブサイト価値が約50億円減となりました。

 

ウェブサイト価値ランキングが公表されている2010年以来

TDRのウェブサイト価値は減少傾向にあります。

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TDRウェブサイトの価値と順位の推移

Webサイト価値ランキング | 日本ブランド戦略研究所 | Japan Brand Strategyよりグラフを作成)

 

2013年11月18日に施されたTDR公式サイトのリニューアルによる影響が気になるところであります。

非常に興味深いのはリニューアル前の2012年, 2013年の同調査と比較してもウェブサイトの価値を軒並み落としていることです。

 

 

 

2013年から2014年の変動においては、情報価値(閲覧頻度, 閲覧数, サイト上の行動)が上昇したものの、売上価値の下げ幅が大きかったことが寄与しました。

 

売上価値は商品購入者のうち企業ウェブサイト利用者の割合各利用者の参考度合いから、それと対応する売上高によって算出されています。

 

これらから以下のように推察することができます。

  • SNS等の導入により、TDRのウェブサイトへのアクセス数は上昇した。
  • 売上高に対応するウェブサイト利用者の割合が減少した。(アクセスする層が売上に貢献していない)

 

これを支持するのが、次のグラフです。

f:id:vertex16:20140903152419p:plain

Webサイト価値ランキング | 日本ブランド戦略研究所 | Japan Brand Strategyよりグラフを作成)

青色のバーが情報価値で、赤と緑の和に当たります。

緑の行動価値(キャンペーン応募、フォロー、共有)が上昇し続けている一方で

赤の閲覧価値(閲覧ページ数×ページ単価)が下がっていることが見て取れます。

 

 

 

TDRのソーシャル行動者数

週刊ダイヤモンド8/23号では各種企業サイトを比較する様々な指数が掲載されていました。

そのなかでも、TDRのソーシャル行動者数(アクセス後に当該企業のSNSをフォローまたは当該企業について投稿したことがある人の数)は目を見張るものがあります。

 

ローソンに次いで2位、その数は約251万人となっており

ランキングトップ10にはマクドナルドやユニクロ、イオンなど大手流通企業が名を連ねているなか

運輸・レジャー業で唯一のランクインとなったのには

ディズニーの持つコンテンツのキャッチーさが寄与していると考えられます。

 

また、アクセスする層が売り上げに貢献していないという推察を支持する結果とも言えます。

TDRSNSをフォローしている年齢層が低く、それらが売り上げに直接的に寄与していないと考えることはできないでしょうか。

これらの層は引き続き東京ディズニーリゾートを追っていく層であると考えられますので、今後の動向に注目すべきと考えています。

 

 

この他にも購入後アクセス率(商品購入者に占める購入後に当該企業サイトにアクセスしたことがある人の割合)でTDRは8位にランクインしています。

TDRサイトにおける商品(チケット、バケーションパッケージ)を購入後は

当日のスケジュールを立てるために再度訪問する傾向が高くなるのは必然だといえます。

 

 

再訪問意向率でTDRを唯一上回ったUSJ

さらにもう一つ、非常に興味深いランキングがありました。

アクセス経験者に占める今後もアクセスする意向がある人の割合である再訪問意向率

 

東京ディズニーリゾートは85.6%と2位につけましたが

それを唯一上回ったのがユニバーサルスタジオジャパン(86.9%)

 

ウェブサイト価値ランキングでは81位でありましたが

アクセスした人が今後もアクセスしたいと思わせるサイトになっているようです。

次の記事では、唯一の同業他社と言っても良いユニバーサルスタジオジャパンのウェブサイト価値を分析してみようと思います。

現時点で、USJのウェブサイト価値約126億円の内訳を確認していないので楽しみです。

 

 

参考URL

Webサイト価値ランキング | 日本ブランド戦略研究所 | Japan Brand Strategy