ジョン・カーターがリブートされるかもしれないということで、映画”ジョン・カーター”を鑑賞しました。
「ジョン・カーター」がリブート? : 映画ニュース - 映画.com
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[ディズニーニュース]
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映画”ジョン・カーター”
映画”ジョン・カーター”は2012年にウォルトディズニー生誕110周年を記念して公開されました。
原作はエドガー・ライス・バローズによるSF小説「火星のプリンセス」
監督は「ファインディング・ニモ」「WALLE」を手掛けたアンドリュー・スタントン
ピクサー社所属の彼は上記2作品でアカデミー長編アニメ映画賞を受賞しています。
さらに彼は2016年公開予定の映画「ファインディング・ドリー」でも監督を務めると伝えられています。
興行的に失敗だったジョン・カーター
本作の興行では、北米市場が苦戦することとなりました。
公開直後の北米での興収ペースが伸び悩んでいた実態を受け
赤字映画になるだろうという予測をディズニーが公表したほどでした。
最終的な興行収入はロシアでの記録的ヒットに助けられて
全世界で2億6357万3000ドルとなり、制作費の2億5000万ドルをかろうじて上回りました。
原作:エドガー・ライス・バローズ
原作者のエドガー・ライス・バローズ(1875-1950)はアメリカの冒険小説・SF小説作家である。
”ジョン・カーター”の原作となった”火星シリーズ”の他に”ターザン・シリーズ”などで人気を博しました。
彼の作品は、今日の有名な映画監督たちのSF映画に多大な影響を与えました。
たとえば、ジェームズ・キャメロンは”アバター”、ジョージ・ルーカスは”スターウォーズ”、マイケル・クライトンは”ジュラシック・パーク”
そして、本作の監督を務めたアンドリュー・スタントン
興行的に失敗と言われている本作ですが、彼らに影響を与えた原作を映像化させたことの意義は大きいと思われます。
本作に対するアンドリュー・スタントンの情熱
先述のように数多の映画監督へ影響を与えた本作を「自分が撮らなければ一生観られないかもしれないと思った」と語り
アンドリュー・スタントン監督はピクサー社所属でありながらウォルト・ディズニー・スタジオに働きかけました。
1980年代、ディズニーはスター・ウォーズに対抗すべく同作の制作を試みたことがあったが
当時の映像技術では実現が困難だとして権利をバローズ財団に返還したという経緯があり
スタントンが提案した当時、スタジオは消極的であったが
「ファインディング・ニモ」と「ウォーリー」の成功を受けてディズニーは彼に制作を任せることとしました。
幼少期からファンであった作品を自分の手で映像化させることができた、まさにアメリカン・ドリームなエピソードであります。
ジョン・カーターは再びディズニーから離れる
映画.comによれば、ジョン・カーターの権利は再びバローズ財団に変換されたと報じられています。
全3部作として制作されていましたが、1作目が不振にあえぎ、続編の制作がストップしてしまいました。
今後の続編を映像化させるべく、財団は他の映画制作会社を探しているとのことです。
ところで、映画”ジョン・カーター”の感想は?
前置きが長いほど、本題は薄っぺらいものです。感想が特にありません。←
観たんだけれども、つまらないとも面白いとも言えませんでした。
確かに映像技術は素晴らしい。”アバター”で大成されたモーションキャプチャにピクサー社の3DCG技術が組み込まれた映像。
100年近く前のSF小説ですから整合性もへったくれもないのも事実だし
原作に忠実すぎたのかなーという印象を受けました。
3部作が前提で作られているのなら2作目の脚本から始めて火星のジョン・カーター の誕生物語として展開しても(結果論)
80年代からスター・ウォーズに対抗すべくディズニーで制作が試みられていた作品が手放され、逆にスター・ウォーズがディズニーの手元に渡るという因果を感じてしまう作品でした。
"ジョン・カーター"基本情報
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参考URL
「ジョン・カーター」特集2:ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品 2012年全映画ファン大注目の超大作の全貌が、ついに明らかに!- 映画.com