奈良ドリームランド
ディズニーランドが日本に来た! 「エンタメ」の夜明け (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 馬場康夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/07/23
- メディア: 文庫
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"ディズニーランドが日本に来た!エンタメの夜明け"を読み終えました。
ブックレビューしたい本もたくさん
たまってきているのですが
なかなか時間がとれなくて・・・
と言っているうちに
ディテールを忘れてしまい
また読みなおすという悪循環です。笑
詳しくはまた腰を落ち着けて書こうと思っていますが←
本書はキャラ好き・ディズニー好きの方には余りおすすめできません。
しかし僕にとってはとても興味深い内容でした。
話の中心は広告業界の発展についてですので
ディズニーが関係してくるのは最初と最後の章くらいです。
冒頭で堀貞一郎氏がウォルト・ディズニー・プロダクションへ
東京ディズニーランド計画のプレゼンする際の描写があります。
事実は小説よりも奇なりとはよく言いますが
小説を読んでいるかのようにワクワクします!
ディズニーランドの誘致に三井と三菱という
2つのグループが競合していたことも初めて知りましたが
もっと驚いたのが以下の内容です。
1950年代に奈良でドリームランドという遊園地を作る際に
ロスのディズニーランドを視察し、裏側まで具に写真に収め
ディズニーの了解なしにそっくりなシステムの遊園地を作って
ウォルト・ディズニーを激怒させてしまった。
この一件がウォルト・ディズニーが日本人に対して
強い不信感をもつキッカケとなってしまったというのだ。
なんと感想を述べたら良いのやら。
実際のところは知るすべもありませんが
1961年に開園し、2006年に閉園した奈良ドリームランドは
- 未来の国 = トゥモローランド?
- 幻想の国 = ファンタジーランド?
- 冒険の国 = アドベンチャーランド
- 過去の国 = フロンティアランド?
- メインストリート = メインストリートUSA
の5エリア(開園当時)で構成されていたそうです。
奈良市にあった、ということで
小さい時に訪れたことはあったのか
非常に気になるところではあります。
まだ健在であったのなら
近場ですのでこのブログで色々と報告したかったのですが
残念です(´・ω・`)
閉園から7年が経過した現在でも跡地利用計画は具体的でなく
一部のマニアにから有名な廃墟スポットとなっているそうです(^_^;)
この時にディズニー氏の機嫌を損ねることがなければ
東京ディズニーリゾートよりも何十年か早く
西日本にディズニーリゾートがあったのかもしれません。笑