スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 感想
2012年10月、ディズニーがルーカスフィルムを買収し
2015年12月にはエピソード7を公開する予定であることが既に知られています。
D23 EXPO JAPAN 2013では、エグゼクティブ・プレゼンテーションにおいて
ボブ・アイガーCEOとC-3PO、R2-D2が登場し楽しい会話を繰り広げました。
私自身、スター・ウォーズとの出会いは”エピソード1 ファントム・メナス”でした。
当時はCGを駆使したSF映画としか認識しておらず
映像技術に感嘆した記憶のみがあります。
そこで、就職活動も終わり時間の融通が効く今こそ
ディズニーのこれからの歴史を作るであろうスター・ウォーズの勉強を始めました。
鑑賞する順番も悩みましたが、やはり公開順がベターであろうと考えました。
初めて本作を鑑賞したのは10年ほど前になります。
エピソード1を先に見てストーリーの前提は大体わかっていました。
小学生であった当時は退屈な映画に感じましたが、今回は非常に楽しく鑑賞することができました。
まず、映像が77年公開とは思えないほどキレイ。
と思ったらDVDでは色あせたネガを修復させ、新たにCGで追加されたものもあるとか。
砂漠でクリーチャーがトルーパーを乗っけてるシーンを見て、「この時期にこんな技術があったのか」と感動していたのに(^_^;)
オリジナル版をリアルタイムで見ていた世代の眼には、修正版はどのように映ったのでしょうか。
さて、ストーリーについて。
予備知識なしで、本作だけでは背景について理解しきれなかったのではないかと思います。
というよりむしろ、全てにおいて説明不足な印象。
(それが本シリーズの良い点であるのは言うまでもないですが)
当時のオーディエンスは何に惹かれたのだろうか。
観ていて私が面白いなと感じたの点は、シリアスな中にコミカルが織り交ぜられていること。
例えば、レイア姫の故郷の星が帝国軍により破壊された直後にも笑いを誘うシーンが差し込まれていたり
全体を暗くさせない工夫を感じました。
と言うよりも、本作の主人公はC-3POとR2-D2という2体のドロイドであると私は考えています。
全体としては帝国軍との戦争、ジェダイの"掟","フォース"という大テーマがありますが
物語を面白くさせているのはドロイド達であるように私には映りました。
そして、Wikipediaの解説における、”一般的なSF映画に分類されるが、内容は娯楽映画の見本市”という一文で、私の感想に確信を得ることができました。
また、本作では黒澤映画の影響を多分に受けたことをジョージ・ルーカスは隠していません。
しかし、ライトセイバーでの殺陣シーンはもうちょっとどうにかならなかったものか・・・
殺陣や特撮技術も含めた技術やストーリーの進歩に加えて
来年の12月にディズニーがこれをどう作っていくのかが楽しみとなる一作目でありました。
関連リンク⇒
スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲 感想 - なにわのディズニー好き男子のブログ